タイカレーも輸入食品で

   

タイカレーというのは、日本ではカレー料理として通っていますが、実はこれはカレー料理ではありません。厳密に言えば、様々な香辛料が入ったタイ料理の中のスープであるといった方が正しいのです。カレーという名がついているためにカレー料理と誤解されていますが、タイではこれをゲーンと呼び、インドのカレーとは少し違うものなのです。
また、このゲーンにはスープ状のものやシチューに近いものなど様々な種類があります。このゲーンですが、当然のことながら日本では生産されていません。たとえ生産されていたとしても、それは日本人の口に合わせた味付けになっており、厳密な意味でのゲーンではなくなります。そこで、ゲーンを食べようと思ったら、当然輸入食品を購入することになります。今は色々な食材が入ってきていますから、探せば本物のゲーンも手に入ります。

タイカレーの種類

ゲーンの種類は様々ありここに書ききれませんが、日本でお馴染みなものとしてはイエローカレー、グリーンカレー、レッドカレーがあります。ただし、これも日本での呼び方で、タイではこのような呼び方はしていません。ただ、それではわかりづらくなりますので、ここでは便宜上この三つの名前で呼ぶことにします。
まず最初のイエローカレーですが、これはタイではゲーンガリーと呼ばれていて、意味としてはカレーのゲーンということになります。次にグリーンカレーですが、これはタイではゲーンキヨウワーンと呼ばれ、緑色の甘いゲーンという意味を持ちます。三番目のレッドカレーはゲーンペッと言い、辛いゲーンという意味になります。
これ以外にもゲーンマッサマンやゲーンパーなどがあり、タイカレーは何十種類とあります。

簡単で美味しいタイカレー

タイカレーの辛みはマイルドですが、独特の香辛料で彩られています。パクチーやカルダモン、ターメリックなどの香辛料や香草がふんだんに使用されていて、ココナッツミルクで仕上げてあるので、マイルドですが独特の風味を持っているのです。ココナッツの香りが苦手な方にはお勧めしませんが、ココナッツでよりマイルドになったタイカレーは、とても美味しくてヘルシーなのです。
タイカレーは自分で作ろうと思えば作れないことはありませんが、気軽に食べてみよう、あるいは一度試してみたいと思うのなら、レトルトの物がお勧めです。本場タイの味をきちんと復元していますし、何よりも簡単にタイカレーを楽しむことができます。最近ではインターネットや輸入食品店などでも取り扱っているところが多くなっていますので、そういったところで購入されるのも良いでしょう。

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